俺の愛し方/静流

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「村上ぃ…ヒック…ごめ… ゲホッ…なさ…ウゥ…」 「あ…い、けだ…」 村上の手が緩む。 「フグ…池田…? ごめん…ごめん…ごめんね…っ」 「村上…」 「俺…俺…なにして…」 「村上…ゴホッ」 「池田…池田…ごめん… ごめん…ごめん…っ」 「村上…!!大丈夫だからっ。 平気だから。ごめんな、 もう話さないから…。」 俺はそっと村上を抱きしめた。 村上は小さく震えていた。 「ごめん…ごめん… 池田…ごめんね…っ」 「大丈夫だよ、村上…。 村上…俺はお前の事 ずっと好きだから…」 「ぅん…いけ、だ…好き…」 「うん。分かってるから、 大丈夫だよ、村上…」 end
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