●観覧車

4/10
前へ
/44ページ
次へ
「…」 驚いて言葉も出ない。 だけど…だけど…。 本当は先生に 一目惚れしてしまった自分が… 心のどこかに いたのかもしれない。 薄々気づいてることも …本当はたくさんある。 蒼の気持ちだって… 私の気持ちだって… だけど…ごまかせたら楽。 いつまでも逃げている。 ”本音” …いや ”本当の自分”から。 だからどこか、 もどかしいことも、 自分が一番分かってたりする。 だけど認めたくないの。 認めたら、 すべてが壊れるってことも… それすらも …分かっているから。 自ら大切なモノたちを 亡くすだなんて… 私には デキナイ…。 「胡桃ちゃん!!」
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加