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ガバッ
「ハァハァハァ…」
またこの夢か…
俺の両親は、俺の目の前で
死んだ。
信号無視の車に跳ねられ、即死だった。
幼かった俺にとっては、衝撃的だった。
それは、悪夢となってたびたび俺を苦しめる。
なぜ俺だけ生きているのだろう?
あの日から俺は生きる希望を無くしていた。
今は、中学卒業とともに、孤児院を出て一人暮らしを始め、高校に通っている。
目覚ましもかけずに、気ままに起きて気ままに学校に行く。
そんな日々をただただ繰り返していた。
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