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ある日ね,大きな何かが僕達に食べ物をくれたんだ。その『何か』はなんか言っていたけど,意味はわからない。 でも食べ物はおいしかったな。 でも食べ終わった後にね,なにかが足りなかったんだよ。 夢中で食べていたから気がつかなかった。 なんかすごく寂しくなっていたんだ。 他の兄弟達も皆感じてた。そうわかった時はびっくりしたんだ。だって皆同じように思っていたんだからね。 だからよく考えてみたんだ。 そしたらね,足りないんだよ。 兄弟が。 確か色は真っ白だったっけ。 僕が覚えてる限りでは1番フワフワしていて,かわいかった。 そいつがいなくなってたんだよ。 どうしたんだろう。 魔法のように消えちゃったんだ。
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