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どうも、皆様こんばんは。
オレは只今、優里斗くんの部屋の前にいます。
え、何故って……七海が夜這いしないよーに★
昨日の今日って言うし、きつく灸を据えても、相手は七海。効く訳が無い。
第一、アレは寝惚けて部屋を間違えただけだと言う。
だから寝惚けて部屋を間違えないように、オレが見張っていると言う訳。
あ、今変態とか思った奴、素直に挙手しなさい。
今なら頭ぐりぐりで許すから。
「……何してんだ?」
皆様大変です!
七海を阻止する前に、優里斗くんに見付かった。
「あはははは……優里斗くん、今暇?」
何とか誤魔化さねば。
「うん、まぁ……暇だけど」
よし、何とか成りそうだ。
オレは優里斗くんを、優里斗くんの部屋に押し込め、後ろ手で扉を閉める。
「じゃあ遊ぼ?」
さっとトランプを出せば、優里斗くんの目の色が変わる。
あ、何処から出した、とか気にしないでね。
「良いけど、オレ強いぜ?」
やる気満々の優里斗くんは、散らかったベッドの上を片付けていた。
「大丈夫。オレも強いから」
言って気が付いた。この発言、決着つかなくね?
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