依存しアイ

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  こんな表情を見れるのは、 こんな表情をさせられるのは、 世界で俺だけなんかも、って。 そう思えて、そんなよこが もっと愛おしく感じた。 ほんで、今なら普段は言えんことも、できひんことも、 やれるような気がしてきて。 ― ちゅっ‥ 「‥っ信‥‥?」 「‥いつも、おおきにっ‥/ ‥っ俺‥‥‥、きみのことっ ほんまに、いっちばん、! ‥だいすき、やでっ?///」 短いきすやけど、自分からして、今、伝えられる、俺の精一杯の愛を伝えたった。 「おまっ‥‥、それ、 反則や、もうっ‥/」 余裕を見せてたよこの頬を、赤く染められたから、成功やろ? まあ‥、結局、そのあと、 「信五も限界やったんろうけど、俺も限界なんやっ!」 とか言うて、 仕事の時間ぎりぎりまで 麻痺するくらい 唇を堪能させられたけどな‥/ よこが思ってる以上に、 俺はよこにべたぼれで。 俺が思ってる以上に、 よこは俺にべたぼれで。 そうやって、依存しあってる 俺らやからこそ、 夫婦のような、この距離感を 保ってられるんやなぁ‥、 ‥なんて。 そう、新しく学んだ午前頃。 end  
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