Blue Sun in the day of summer

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    別荘自体が広いこともあって、風呂場も中々に広い。  やっぱり金持ちはすげぇなぁ、なんて思いながら、まずは頭を洗う。鼻唄混じりになっていたのは、やっぱり今日は色々と楽しかったから、なんだろうか。   そして次は身体を洗うために置いてあったスポンジにボディソープを含ませ、泡立てる。     がちゃ。     ……うん?  おかしいな、何か涼しい風が入ってくる。俺には何だか、風呂場のドアが開いたように感じるんだけど……   「あ、銀くん、ボクが背中流すよー」     ……うん?  おかしいな、何か葵の声がする。俺には何だか、風呂場に葵が入ってきたような――って、おい。待て待て!     「な、何やってんだよお前は!?」   「え? 背中流してあげようかなーと思って……」   きょとん、とした表情で、そう言うあいつ。そういう問題じゃないって事が分かってるんだろうか、いや分かってないな絶対に。そうでなければタオル一枚だけ身体に巻いて入ってきたりはしない。てか俺も腰にタオル巻いてて良かった。奇跡的だ。   そんな事はどうでもよくて、今日、海でも見た華奢な肢体がすぐ傍にある。それも水着なんて生易しいものじゃなく、身につけているのはタオル一枚だけ。さっき「お前が嫌がることはしない」って言っただけで、どんだけ警戒解いてんだお前は……    
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