不審な影

2/2
4人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
「失礼します生徒会長はおられますか?」 生徒会室に着き相馬は部屋中に届く声量で言った 「はいはい……あら、相馬くんじゃない」 どこからか駆けてきた容姿端麗な生徒会長 桂ヒナギクは相馬を見ると少し驚いた表情になった 「久しぶりに白皇へ来たので1ヶ月分のアレを受け取りに」 「そうだったわね、珍しく長い休みだったけどどうしたの?」 「今回は中国地方まで鈍行列車で行ったのですが……美羽お嬢様があちらで友人が出来てですね」 「遊び呆けたと言うわけね」 やれやれと呆れるヒナギク 「あ、それと広島の滞在が長かったのでお土産を」 相馬は大きな包みを取り出しヒナギクに渡す 「あらありがとう」 ヒナギクは包みを受け取り思いついたような仕草をして 「今からお茶にしない?」 「いいですよ、綾崎くんも来たようですし」 相馬が言い終えるとほぼ同時にハヤテが現れる
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!