ハッチャケた勇者の決断

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ちなみに僕は今、シルとスウが話してるのを横目に炬燵に入り休憩しています 先ほど、昼飯だったんでね 流石に1000人前の食事つくるのは大変だった そんなんで、のほほ~んとしてると 二人の会話が聴こえてきた 暇だったからそのまま聞いた 「勇者が抜けたのだから弱いんではないか?」 「・・・それが、ギルはあまり戦いに参加しなかったので」 「は?」 「・・・最初はギルも戦っていたんだけど、仲間が増えるにつれて後ろで見てることが多くなって」 「なにそれ・・・」 「・・実はあの時、この城のほとんど、シルの部下を倒したのはギルじゃないの」 「えぇぇぇええええ!!?」 なんか酷い話しが聞こえてきた あ、僕の話しか 「え?じゃあ、あいつ弱いの?」 「・・・それは未知数・・私は強いと思うけど」 ありがとうスウ・・・でもね・・素直に強いって言ってくれればいいのに そりゃあ、喧嘩は嫌いで極力人任せにしてたけど、僕だって本気になれば・・・ 「戦力外か」 ・・・・あるぇ? 「・・・・・」 何か言おうよ!スウ! 「そうかそうか」 そう言ってシルは間を後にした スウは僕のほうを何とも言えない顔で見ていた 気がする
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