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再び、沈黙が訪れる
が、刹那破れる
後ろの外野たちによって
『はぁぁぁぁあああああ!!?』
それはこの広い部屋の隅々にまで響く声だった
キレイにハモった
このまま合唱コンクールにでも行けばいいのに
「何言ってんだ!!?言った意味わかってんの!!?」
失礼な!自分で言ったことぐらいほぼ把握してるもんね!
「ここまできて・・な、なぜだあああああああ!!!」
なぜ?今までの件ちゃんと聞いてた?
「は?なんで?え?は?」
また混乱状態だね。どうしたの?なんかあった?
「・・・・?」
・・・なんか何も喋らないで首を傾げてる
スウはいちいち仕草が可愛いくって仕方ないなぁ
なんかこのパーティーで一番愛着がわくのはスウかもしれない
惚れはしなかったけど
それはいいとして僕の本気が伝わったのかシルフはなんだか顔を赤く染めた
「あんた・・バカなの?」
バカかバカじゃないかでいったら愛の戦士だ!!と言いたいけど、また殴られそうだから止めとこう
「そうなのかもね」
「・・・・そう・・本気・・・なの・・ね」
やっとわかって頂けたみたいだ
「うん♪・・・それでさ―――」
うわ~柄にもなくドキドキする
あ、さっきもドキドキしてたか
柄あったね
「答え・・聞かせてくれるかな?」
あははは、緊張して笑うしかないや
脳内でだけど
表情はいたって真剣だよ?
「・・答えって・・・それよりも――」
それ扱い!?僕の精一杯の勇気をそれ扱い!!?ひどっ
でも、泣かない、男の子だもん
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