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時は夕方
西の水平線に太陽が沈んでいき
薄暗い魔界もオレンジ色に染まっていく
僕とスウは魔王の間で作業を終え和んでいた
すると、そこにシルフが
朝とは違いちゃんと正装かなと思いきや
思いっきりジャージだった
どこで買ったのかわからないがジャージだった
ちょっとガッカリした自分がいたけど、ジャージ姿も可愛いかったので良しとしよう
シルフはすぐに僕たちに気づいた
気づいて数秒止まって僕らを見て
一言
「いったいあんたたちは何してんのよ!?」
え?見てわかんないかな?
「炬燵でゴロゴロしてる」
「・・・みかん食べてる」
何しろ季節は冬間近なんでね、寒いったら寒いったら
スウがくしゃみしてる時に
はっ!萌え!いや炬燵!!と思いついてね
「コ、コタツ・・?」
ってあれ?シルフったら¨?¨を頭の上に並べてらっしゃる
なにその破壊力?僕を壊したいの?
「・・暖をとる器具のこと・・・和む。のほほ~ん。」
ぐはっ!のほほ~んって・・・可愛いすぎるだろ!!
二人で一斉攻撃!?
僕をどうしたいの君たち!?
「つまり、暴走してもいいってこと?」
そういうことでしょ!!?
『・・・・なにが?』
僕の脈略無い問いにハモりながら首を傾げる二人
萌え死ぬ・・・・
・・・なんか、ごめん
「なんでもない、続けて」
なんか、自分が虚しいや
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