城一戸建てに三人で

6/9
前へ
/47ページ
次へ
時は夕方 西の水平線に太陽が沈んでいき 薄暗い魔界もオレンジ色に染まっていく 僕とスウは魔王の間で作業を終え和んでいた すると、そこにシルフが 朝とは違いちゃんと正装かなと思いきや 思いっきりジャージだった どこで買ったのかわからないがジャージだった ちょっとガッカリした自分がいたけど、ジャージ姿も可愛いかったので良しとしよう シルフはすぐに僕たちに気づいた 気づいて数秒止まって僕らを見て 一言 「いったいあんたたちは何してんのよ!?」 え?見てわかんないかな? 「炬燵でゴロゴロしてる」 「・・・みかん食べてる」 何しろ季節は冬間近なんでね、寒いったら寒いったら スウがくしゃみしてる時に はっ!萌え!いや炬燵!!と思いついてね 「コ、コタツ・・?」 ってあれ?シルフったら¨?¨を頭の上に並べてらっしゃる なにその破壊力?僕を壊したいの? 「・・暖をとる器具のこと・・・和む。のほほ~ん。」 ぐはっ!のほほ~んって・・・可愛いすぎるだろ!! 二人で一斉攻撃!? 僕をどうしたいの君たち!? 「つまり、暴走してもいいってこと?」 そういうことでしょ!!? 『・・・・なにが?』 僕の脈略無い問いにハモりながら首を傾げる二人 萌え死ぬ・・・・ ・・・なんか、ごめん 「なんでもない、続けて」 なんか、自分が虚しいや
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加