城一戸建てに三人で

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シルフに酔っているとスウが上着の裾をクイクイと引っ張ってきた 「ん?どうしたの?」 「・・・・これ」 リモコン渡された え?なに?リモコン係?僕、リモコン係なの? 別に反論なくテレビをつけた すると右手と左手の指を使って6を表現してきた 不意うち、あざーす 抵抗なくチャンネルを6にする すると・・・ 「うわ~なんか久しぶりだなぁ」 「三日前に別れたばっかでしょ?」 画面に懐かしの元仲間たちが映っていてインタビューをされている テロップには英雄の二字 え?なに?魔王倒さなくても英雄になれるの? そんな疑問を抱きながら画面を見る よーく見る すると気づく 右上のテロップに ¨魔王討伐に成功したパーティー帰還!・・・しかし勇者は・・¨ 僕がなに? するとレポーターが剣士に質問をした 『今は亡き勇者に何を伝えたいですか?』 え?亡き勇者?いやある意味死んだような感じだけど(勇者的に)さ 『お、お前のお陰で世界は平和になったぞ!』 剣士は半泣きで言った 嘘っぽ~い~ 「なんか死んだことになってるが良いのか?」 シルフが平然と聞いてきた 「良くないけど、別に反論する気はおきないよね」 ってか反論した所で何?ってことなんだよね 「・・私は?」 僕が死んだことになってるのを聞いて自分のことがどうなってるのか気になったのかスウは若干潤目で呟いた 説明長ッ!? 「魔法使いは新たな旅に出た、と、書いてあるわ」 その問いに一瞬で答えを出したシルフ 僕の告白の答えもそんくらい一瞬で砕けちらしてくれれば展開は変わっていたのかもね まぁ、いいや 生きてる設定だったことがわかったスウは笑顔を取り戻した 「・・・よかった」
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