第2章 ‡ 君知

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あれから時間は経ち、 雲雀の姿は全く見えなくなった。 長い間、地面に腰を抜かしていた神流は ようやく口をふるふると動かし出した。 「………リボーン…さん。」 何が何だか分からない獄寺や山本も、 複雑な心境のツナ達も、 緊迫した雰囲気でリボーンを見た。 「あいつは…並盛中学の風紀委員長、雲雀恭弥だ。」 「…雲雀…恭………弥さ………ん。 ………どんな人なの?」 「群れるのが嫌いなやつだぞ。」 その言葉に神流は クスッと笑った。 「……そうなんだ。 風とは…ちょっと違うんだ。」 その後に、スッと立ち上がった神流はくるっと振り向いた。 「皆さん!お見苦しいところを見せてしまって………スミマセンでしたY(>_<、)Y」 はっと我に返ったツナは 全然大丈夫だょ(^_^;;) とオドオドしていた。 けど、リボーンたちは気づいていた。 彼女の目に……光がなかったことを。
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