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ビュンビュンと、
一人の少女は屋根を走りながら風をきっていた。
『並盛中学校風紀委員長…
雲雀恭弥。』
もう一度、あの人と話したい。
「リボーンさんが見回りしてるって行ってたけど……いないな…(|||_|||)↓」
神流は高いところから、
並盛町を見回していた。
「…………やっぱり、会っちゃいけない運命だったのかなぁ………………。」
「そこの君、不法侵入罪だよ。」
「…………え」
神流は恐る恐る後ろを見た。
「……ぁ…あなたは、雲雀恭弥………さん。」
「…君……………何?」
「………神流…です。」
「ふぅん。まぁ、興味ないけど。
何勝手に、屋上に入ってるの?
鍵がかかってたハズだけど。」
「…屋根の上を………飛んできたから。」
「…早く出て行ってよ。」
雲雀は神流にトンファーを構えた。
「ぁ∑(゜□゜;;)
私、今日から転入してくるんです!」
「…………ふぅん。」
雲雀はトンファーをゆっくり下ろすと、
神流をじっと見つめた。
「…な…なんですか?」
「………。」
やっぱり……風とそっくり。
目の前にいると………胸が苦しくなるな…………。
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