第2章 ‡ 君知

8/9
前へ
/17ページ
次へ
「そう。」 「………。」 パサッ 「………?」 うつむいてた私の足元に一枚のハンカチが落ちた。 雲雀さんの方を見たら………… 青い青空になっていて。 彼はいなくなってた。 「このハンカチ……………雲雀さんのだよね?」 私は頭で考える前に 雲雀さんをまた探してた。 「あ………校庭!」 まだ朝早いので、校庭には ただ一人しかいなかった。 そう………雲雀さんだけ。 私はフェンスによじ登った。 「雲雀さーん!! ハンカチありがとー!!!!!」 私の大きな声は、学校にこだました。 雲雀さんはウルサいな、という目で神流を見た。 私…風がいなくなって………。 日本に来た。 初めはちょっと憂鬱だったけど、 そうでもないかもしれないッ! 「へへ……/// あ。」 「え…えぇ?! キャー(|||_|||);;;;! 屋上から落ちてるー!!!!!」 前言撤回。 今まさに、後悔中………。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

66人が本棚に入れています
本棚に追加