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ドンッ
バタ
「…いてて……(>_<、)
…くなぃ?」
後頭部をさする神流と
眉間にシワを寄せたリボーン
以外のメンバーは顔を青くさせた。
そぅ。
神流が転ぶ拍子にぶつかって
しかも押し倒してしまった相手。
それは
並盛中学校
風紀委員長
雲雀恭弥だった。
「…ぁ!スミマセン(|||_|||)
…………お手をどうぞ。」
その彼からピョコンと飛び跳ねると
神流は手を差し伸べた。
その時、神流の表情が固まった。
「……ふ…………ぉん?」
震える声。
雲雀は眉間にシワを寄せると
いらない
ただ一言そう言って立ち上がった。
神流はずっとずっと彼を見つめていた。
「……風?」
「………?
赤ん坊、誰?
並盛で見ない顔だけど。」
「……あぁ。俺の知り合いの神流だ。」
「………君の。そう、ならいいや。
じゃあ僕はもう行くよ。
そうだ。沢田綱吉。」
「は…はぃ!」
「また群れたら咬み殺すよ?」
ヒィィとツナは叫ぶと
深々お辞儀をした。
雲雀はツナの家から去ろうとした時
神流は雲雀の手をとった。
「……何。」
「…風………じゃないの?」
「誰? 知らない。」
そう言うと雲雀は神流の手をどけて歩いていった。
これこそが
開けてはならない
パンドラの箱だった。
そんなことを
私たちは知らずに。
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