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迷宮
目を凝らしたら
少し遠くで猫背な僕が歩いていたから
僕は追い掛けて
その背中を蹴り飛ばした
夢
今日も無法地帯
夢
今日も生ぬるい
転んで這いつくばり
僕の顔を見上げた僕の顔は
半分が焼き爛れて歪んでて
僕は思わずにっこり笑った
叩き付ける
手鏡
破片はきらきら光って
また僕は
夢の中で眠りにつく
目を覚ましたら僕は
その顔をどうしてやろう
奇怪な顔付きのそいつと接吻
絡めた舌を噛みきった
鋭い朝が
脳を刺す
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