ぐらり

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ぐらり

尖った明け方の空気に記憶の中薄れかけ 忘れかけていた君の声を重ねた 削り落とすように膝を抱えた そうして巻き戻された インダストリアル 垂れ流しになった汚水に混じり合った精と×× 朝靄とノイズに隠され今日も街は着替えを始める 青い眼は伏せて群青を忘れる 獰猛な本能に突き動かされた時間 世界が変わります 安全に 安全に 覗き込む 朝月夜
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