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バサッ
「楓ー!」
「どうした犬夜叉?そんなに大声を出して・・・」
そう言って楓が出てきた。
「か、かごめ・・・どうしたのじゃ!?犬夜叉!とりあえずそこへかごめを寝かせるのじゃ」
「ああ。」
そこへ弥勒、珊瑚、七宝たちが帰ってきた。
「か、かごめちゃん・・・?」
「犬夜叉何があったのですか?」
「それが・・・」
そして犬夜叉は今までのことを全て話した。
「一番大切な気持ちって何のことだろ?」
「俺にも分からねぇ・・・けど、奈落はそれが必要だって言ってやがった。っくしょー!!奈落・・・絶対ぶっ殺してやる。」
「落ち着け犬夜叉!今はかごめ様の方が先だ。」
「わーってるよ!」
犬夜叉は悔しそうに言った。
「だが、なぜかごめには傷口がないのじゃ?」
七宝が不思議そうに聞く。
「おそらく、奈落は何かしらの力を得て、かごめの体を貫通したのだろ。でなければ、霊力の強いかごめに直接奈落が触れれば、たちまち浄化されるはずじゃ。」
「そうだね。たぶんその時奈落の手が光ったっていうのがきっとそうだろうね。」
珊瑚が考えながら言った。
その時、
「んっ・・・・」
かごめが目を覚ましたのだ。
「か、かごめ!」
犬夜叉はかごめの名を呼んだ。
だが・・・思いもよらない言葉をかごめの口から聞くことになった。
「あなたは誰・・・・?」
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