1番大切な気持ち

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その後、犬夜叉とかごめは無事弥勒たちのとこへ戻った。 「かごめ今日はもう寝ろ!」 「うん。ありがとう。」 かごめは珊瑚の隣で横になる。 だがちっとも寝ようとしない犬夜叉が気になった。 「ねぇ・・・犬夜叉?」 「ん?どうした?寝れねぇのか?」 「ううん・・・違くて。犬夜叉寝ないのかなって。」 かごめは心配そうに言う。 「まだ切られた傷が痛いの・・・?包帯巻き直そうか?あたしのせいで・・・・ごめんね・・・。」 「かごめ・・・。こんなのたいしたこたねぇ!ちっとも痛くねえよ。それに俺は1日や2日寝なくてもどうってことねぇ。それに俺が寝ている間にまた妖怪が来るかもしれないからな!」 「犬夜叉・・・(なんでこの人はこんなに強いんだろ。あたしこの人の力になりたい!)」 かごめはいきなり立ち上がり犬夜叉の隣に行き座った。 「か、かごめ?」 「くっついてても・・・いい?」 かごめは赤い顔がバレないように下を向いて犬夜叉に行った。 「ああ。」 しばらく2人はそのまま身を寄せあっていた。 コテッ かごめは犬夜叉に寄りかかり眠っていた。 「無理して起きててくれたんだな。かごめ・・・ありがとな。」 犬夜叉はそっとかごめの額に唇を持っていく。 こうして一夜は明けた。
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