1番大切な気持ち

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「で、でも・・・」 「お前まで飲み込まれちまう!大丈夫だ!こんなのすぐに抜け出してやる。」 だが、犬夜叉の言葉とは裏腹に犬夜叉体の半分以上が飲み込まれ首から上と右腕だけが出ている状態だった。 「犬夜叉っ!」 かごめは犬夜叉の元へ走り、犬夜叉の右手を掴んだ。 「か、かごめ!来んなっつったろ。逃げろ!」 「嫌!犬夜叉を置いて逃げるなんて・・・絶対に嫌!」 「何言ってやがる!お前まで飲み込まれちまう。」 「2人一緒に飲み込んでやるわ!」 奈落がかごめにも触手を向かわせる。 だが、 シュンッ 「ぐわっ・・・く・・・がはっ」 かごめが矢を撃った。 「か、かごめ・・・お前・・・・」 犬夜叉は驚きを隠せなかった。記憶を奪われたかごめが犬夜叉を助けるために、破魔の矢を放ったのだから。 「く・・・そ・・・破魔の矢・・・」 かごめの矢は奈落に当たり、犬夜叉を飲み込んでいた触手も離れた。 「(今ならかごめの矢で結界が薄れてるはずだ!)今だ!風の傷!!」 「ぐわー・・かっ・・・がは・・・ごほっ・」 「やったか!?」 すると、奈落からピンクの光の何かが姿を現した。
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