思い出の人

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「寂しくない?お姉ちゃんがおひざ貸してあげるよ!」 「・・・・」 男の子は何もしゃべらずにかごめの隣で座っていた。 「ほらっ!おいで!」 かごめは男の子の腕を掴みひっぱった。 パタッ 男の子はかごめのひざに頭をのせた。 「さぁ、寝ましょ。」 かごめはトントンしてあげた。 自分が風邪をひいた時に、犬夜叉がしてくれたように。 かごめは男の子の頭をひざにのせたまま、後ろにあった木によりかかって眠った。
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