1番大切な気持ち

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「いい覚悟だ。」 そう言うと奈落の手が光り出した。 その直後、奈落の光っている手がかごめの胸を突き刺した。 「う・・・っ」 その時だった。 犬夜叉が遠くの方から走ってきた。 「かごめーっ!!奈落!てめぇかごめから離れろ!」 「い、いぬ・・や・・・しゃ」 かごめは気を失ってしまった。 「犬夜叉来るのが遅かったな。」 そう言われて犬夜叉がかごめをよく見ると、奈落の手がかごめの胸を貫き、ぐったりしているかごめの姿があった。 「てめぇ・・・かごめを!!」 犬夜叉は怒りに染まった目で奈落を睨んだ。 そして鉄砕牙を抜き、奈落に切りかかろうとした時・・・ 「か、体が・・・動かねぇ・・・」 犬夜叉の体は金縛りのようにピクリとも動くことができなかった。
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