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「犬夜叉どうだ。愛しい女がやられるのをただ見ているしかない気持ちは。」
「っくしょ・・・奈落てめぇ許さねぇ・・・」
「それより犬夜叉、なぜかごめがこうなっているか知りたくないか。話してやろう。もうしばらくすれば桔梗は死魂がつき、死ぬ。それをかごめに告げたら、かごめは抵抗もせず1番大切な気持ちを捧げると言った。もちろん桔梗を助けるのと引き換えにだ。」
「1番大切な気持ち・・・だと・・・?」
「この奈落が欲しているものだ。強い霊力のある巫女のものは強い力になる。」
「てめぇ・・・それでかごめを・・・許さねぇ!!」
だが犬夜叉の体はやはり動かない。
「そこで大人しく見ていろ。」
「や、やめろ!!やめろー!!」
「これか・・・」
そう言って奈落はかごめの胸から手をぬいた。その手には綺麗なピンク色の光で包まれている丸いものが握られていた。
バタッ
そしてかごめは地面に倒れた。
「か、かごめ・・・かごめー!!」
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