episode1

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颯「あ、コケた」 そう言った俺の 目線の先には後輩の女子。 最近、野球部の マネージャーになった。 敦「あぶねぇっ!!」 颯「え?…ぐぁっ!!」 大「颯太!!」 上から落ちてきた 硬球が直撃した瞬間 意識が飛んだ。 初めは、マネージャーが あぶなっかしすぎて 目が離せないだけだった。 でも、最近は自ら手を 出しそうになることが 多くなってる気がする。 あ、変な意味じゃなくてね。 颯「ん…あれ?部室?」 優「あ、目…覚めました?」 颯「…お前、ずっと 俺についてたのか?」 優「はい」 颯「…っ///」 心配したんですよ、と 側に来て笑いかける その顔に俺は不覚にも ドキッとしてしまった。 颯「あ、あのさ…」 優「はい?」 颯「…名前…」 優「名前?」 颯「…教えてくんね?」 優「……」 颯「あー…紹介ん時 たぶん風邪引いてて 俺いなかったから…」 優「…っ、あはははっ」 颯「!?」 優「ご、ごめ、なさい。 先輩の顔おかしくて…」 颯「///」 優「…優愛です」 颯「え?」 優「私の名前。 藤村優愛っていいます」 名前を聞いた瞬間、俺は あることに気がついた。
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