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颯「あ、コケた」
そう言った俺の
目線の先には後輩の女子。
最近、野球部の
マネージャーになった。
敦「あぶねぇっ!!」
颯「え?…ぐぁっ!!」
大「颯太!!」
上から落ちてきた
硬球が直撃した瞬間
意識が飛んだ。
初めは、マネージャーが
あぶなっかしすぎて
目が離せないだけだった。
でも、最近は自ら手を
出しそうになることが
多くなってる気がする。
あ、変な意味じゃなくてね。
颯「ん…あれ?部室?」
優「あ、目…覚めました?」
颯「…お前、ずっと
俺についてたのか?」
優「はい」
颯「…っ///」
心配したんですよ、と
側に来て笑いかける
その顔に俺は不覚にも
ドキッとしてしまった。
颯「あ、あのさ…」
優「はい?」
颯「…名前…」
優「名前?」
颯「…教えてくんね?」
優「……」
颯「あー…紹介ん時
たぶん風邪引いてて
俺いなかったから…」
優「…っ、あはははっ」
颯「!?」
優「ご、ごめ、なさい。
先輩の顔おかしくて…」
颯「///」
優「…優愛です」
颯「え?」
優「私の名前。
藤村優愛っていいます」
名前を聞いた瞬間、俺は
あることに気がついた。
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