episode1

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颯「ふ…藤、村…?」 優「はい」 颯「ふ、ふじ、藤村って まさかお前…先輩の…」 優「そうですよ。 藤村嵐は私の兄です」 そう言って彼女は さっきみたいに笑った。 正直、見とれずには いられなかった。 優「そだ、南海さんの ポカリ持って来ますね」 颯「あ、おい!」 優「え?」 部室を出ようとした 彼女…藤村を思わず 呼び止めてしまった。 優「何…ですか…?」 颯「あ、いや…」 優「?」 颯「…お、お前のこと…」 優「え…」 颯「ゆ、ゆ、優愛って 呼んでも、いいか…?」 優「…!」 颯「い、嫌なら別に…」 優「…いいですよ」 颯「え…」 優「むしろ呼んでください」 颯「ま、マジ?」 優「はい。マジです」 颯「(有頂天(笑))」 優「じゃあ、ちょっと 行って来ますね。颯太さん」 颯「っ///」 やべぇ…どうしよ…。 シンゾーが、超はえー。 つか、あれは反則だ! 急に下の名前とか! …もしかして、あれ? 俺に気があるとか? …………………………。 いやいやいやいやいや。 ないないないないない。 もし、そんなことにでも なったら…確実に…。 確実に…殺られる。 .
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