episode1

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結局、練習に戻っても 優愛のことばっか 気になってまともな 練習ができなかった。 颯「大樹、帰ろうぜ」 大「あぁ、今行く」 ―――――――ガチャ。 優「あの…」 嵐「ん、優愛? どうした?」 優「うん、ちょっと。 …颯太さんは?」 嵐「颯太?アイツなら 先に帰って…」 颯「っとォ、忘れモン」 優「颯太さん…」 颯「ゆ、優愛…?」 嵐「!?」 ロッカーに財布を忘れて 部室に取りに戻ったら 入口んとこに優愛がいた。 思わず“優愛”って 呼んだ瞬間、部室が 凍りついた気がした。 優「よかった。 まだ、いたんですね」 颯「え?」 優「今日、一緒に 帰れないかなと思って…」 颯嵐「!!」 颯「な、ななな、何で?」 優「颯太さんと 話したくて…ダメですか?」 颯「や、俺は別に…」 嵐「ダメだ!!」 急に先輩が叫んだから 体がビクッと跳ねた。 恐る恐る先輩を見ると ものすごい形相で 俺を睨みつけていた。 .
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