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敦「落ち着け、嵐!」
嵐「うるせぇ、離せ!」
敦「…ダメだ。
誰か手ぇ貸してくれ!」
敦さんは焦って
完全にパニくってる
嵐さんを必死で
抑え込んでいた。
優「…兄が言ったことは
気にしないでください」
颯「う、うん…」
優「あの、颯太さん」
颯「うん?」
優「ごめんなさい」
颯「え…」
優「今日は、やっぱり
兄と一緒に帰ります。
誘っといて何ですけど…」
颯「そんな、全然いいよ!」
“ホントごめんなさい”と
言って優愛は先輩の方に
行ってしまった。
ロッカーにあった財布を
鞄に入れて帰ろうかと
思った瞬間、校門にいる
大樹の存在を思い出した。
颯「お、俺先帰ります!
お疲れっしたぁ!」
理「あ、おい、颯太!」
後ろで理さんの声が
したけど気にしない。
俺は全速力で大樹のいる
校門に向かった。
颯「わりぃ大樹!
マジいろいろあってよ」
大「遅ぇんだよ、てめー」
颯「だからわりぃって!」
30分以上待たされて
不機嫌全開な大樹は
帰り道でもずっと
黙りこくっていた。
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