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―西暦20XX年 花ケ崎市
23:30
H1 花崎環状ライン内回り
南花ケ崎ジャンクション付近―
「畜生!アイツ化け物か!?食い付けない!」
弾丸の如く高速道路を駆け抜ける二台のマシン…
前を走るのは神々しささえ感じさせる純白のマシン…後を追うは紺碧のマシン…
二台は勝負の最中…なはずだったが…
既に純白のマシンに遊ばれている状態だ…
「流石はAngel…か…」
徐々にスローダウンする紺碧のマシン、だがAngelと呼ばれたそのマシンはまだ加速する…その先のキツいコーナーにドリフトで飛び込む…
「無茶だ!あれじゃドリフトアウトしちまう!」
…近くにいた誰もが思った「クラッシュする」と…だが…そのマシンはクラッシュしなかった…何事も無くコーナーを抜け、夜の闇に消えた……
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