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物々しいチャイムが鳴り響く。
ついにやってきたこの時間。
数学とは何なのか?生きていくうえで必要なことなのか?
私はいつも思う、消えてなくなれと。 byオレ
こんな晴れた日は通学路の途中にある巾着神社に行きたい。
名前の由来は知らないが、巾着に関係しているのはまず間違いないだろう。
少しばかり長い階段があるせいか、お祭りのとき意外は誰もいず、とても静かでいいところだ。
しかも晴れた日の夕方に見ることのできるここでの景色は、この世のものとは思えないほど幻想的で一瞬でオレの心を捕らえた。
しかし神社の裏手にあるお墓は気味が悪い。
昔、裏手を散策していたとき、背後から誰かにじっと見られているような妙な気配を感じた。
振り向いたオレの目には風に揺れる赤白二本の彼岸花があり、それはまるで、一方一方が支えあうように茎と茎が巻きつくように生えていた。
それ以来なんだか恐ろしくて裏手のほうには行っていない。
よし!今日も神社に行こう!
と決意するとともに、わけのわからぬ数字のられつから逃げるため机に顔を伏せた。
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