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 広大な平原で俺は目覚めた。  目の前に広がる青空に一瞬呆気に取られ、ふと我にかえる。 ??「ここは?俺は誰だ?」 だめだ何も思い出せない…  青年は自分の足元にあるカバンをあさった。カバンと言ってもそんなに大きなものではなかった。  青年はカバンの中身を全て外に出した。中には、地図、方位磁石、500E(エーデル)水と少しの食糧が入っていた。 ??「俺は旅でもしていたのか?」  水と食糧があったのは嬉しかった。これで少しは生きられる。しかし、自分の身分を示すものが入っていなかったカバンは青年をイライラさせた。 ??「ちくしょう。俺は誰なんだ。」
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