第一夜:Opening

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20分くらいたったのだろうか。 オレは料理がくるのを食堂を見渡しながら待っていた。 相変わらず食堂には人がごった返し、オレ達が来る前より人が増えている気がした。 中には空いている席がないので立ち食いしている奴らもいる。そこまでして急ぐ理由がオレは今だにわからなかった。 「ほらよ…………」 恋治は両手に料理が乗ったプレートを持って厨房の奥から出てきた。 そんな恋治の様子はまさに料理ができる男って感じでかっこよく感じる。 男らしい男といったら、やっぱ恋治だな……… オレはそう感じた。 そんなことを思っているオレを見て、恋治は不思議そうな顔をした。 「なんだ?どうしたんだよ…… いらねぇのか?」 その言葉にハッと我に帰るオレ。 「あぁ、わりぃな;; 寝起きだからぼーっとしてたんだ(笑 サンキュー、レン」 オレは恋治からプレートを受け取ると礼を言い、足早にレイリーの元へ戻る。 恋治はしばらく首をかしげたままオレを見ていた。 「どうしたんだ……あいつ……… 更に頭のネジがぶっ飛んだか??」 そうぶつぶつ言いながら恋治はまた厨房へと戻った。
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