プロローグ『きっかけ』

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春。それは新しい事の始まる季節だと誰かが言っていた気がする。まあ、それもその通りだと思う。俺は『上坂事件解決部』という少し変わった名前の、30年程前に廃部になった部を復活させたからだ―――――…… ーーーーーーーーーーーー 入学して、数日が過ぎた頃…俺はよく図書室へと通っていた。その時に、30年程前の上高の資料を見つけた。その資料には、俺の担任であり、隣の部屋に住んでいる高神由英(コウガミユエ)の名があった。俺は目を細めて資料を見る。そこには『上坂事件解決部』というのが書いてあった。その事を聞きたくなって、図書委員の人に『少し資料を貸してください』と言って資料を貸してもらって教室へと向かった。 .
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