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俺は目を瞑りながら、しかめっ面になる。
部屋の中を駆ける足音がする。
ドタドタ…ドタドタ…
布団に潜るしか出来ない。
俺が何したって言うんじゃ。
なんでこんな目に合うんだ。
止めてくれ…
たのむ。 止めてくれ。
祈るように恐怖に耐えた。
足音は徐々に力強く大きくなり、近づいてくる気がした。
この恐怖に耐えれなかった俺は知っているお経を唱えた。
恐怖心が限界を越えると頭が狂うって気持ちが今分かった。
ひたすら唱える…
すると足音は遂に俺の体を横切った。
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