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体の上を走り抜けたり、部屋を駆け巡ったり。
どれだけの時間続いていたんだろうか…
耐え難い恐怖は続いた。
急に足音は消えて一瞬落ち着いた。
でも俺はお経を唱え続け、もう来ないでくれと願う。
いったい何だったのか。
そう思うが深く考える余裕はない。
絶対あの人形だ
とにかくもう勘弁して欲しかった。
だが、そう簡単に終わらない。
また足音が聞こえ始めて、俺は声を震わせながらお経を読む。
とうとうあれは俺の中に入ってきた…
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