13年後のクレヨンしんちゃん

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車はまっ白なお家の前で止まって、 僕は抱きしめられたまま下ろされる。 そして一回り大きなふくろの中につめられた。 まっくらだ。どうしようか。 昔なら、びっくりしてあばれてしまったかもしれない。 でも今は、そんな力も出ない。 とりあえず丸くなると、体がゆらゆらとゆれた。 それがしばらく続き、次にゆれが収まって、 足もとがひんやりとしてくる。 いきなり辺りがまぶしくなった。 目をぱしぱしさせていると、 変なツンとした匂いがする手につかまれ、持ち上げられる。 いっしゅんだけ体が宙に浮いて、 すぐに冷たい台の上に下ろされた。 まっ白い服を着た人が、目の前に立っている。 そばには、しんちゃんのお母さん。 二人が何かを話している。白い人が、僕の体をべたべた触る。  
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