13年後のクレヨンしんちゃん

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「シロ。」 名前をよばれて、僕は顔を上げる。 しんちゃんが、笑っていた。 まだまだナミダでいっぱいの顔で、それでも笑っていた。 「シロ、くすぐったいぞ。  そんなにオラの涙ばっか舐めてたら、しょっぱい綿飴になるぞ。  しょっぱいシロなんて、美味しそうじゃないから。  だからシロ、オラ、待ってるから。  今度はオラが待ってるから。」 しんちゃん。 「だから、もう一度、美味しそうな綿飴になって。  そんでもって、戻ってくるんだぞ。」 だいすき。  
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