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すると、ぐったりしている討魔の腹から「グゥ~…」という音が鳴った。表情からは感じ取れないが、かなり腹を空かしているのだろう。
(…………どうしようか?)
どうにもならないことをどうにかしようと考えている討魔の頭に、コツンと何かが当たった。
「まったく……」
討魔の頭上から呆れたような声が聞こえた。討魔が顔をあげると、弁当箱を片手にぶら下げて立っている影宮がいた。
「はい」
と、影宮は持っていた弁当箱を差し出した。
「これは?」
「弁当。まだ食べてないんでしょ?さっさと食べちゃいなさい」
「あぁ、すまない」
と言って討魔は受け取り、弁当を平らげた。
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