1842人が本棚に入れています
本棚に追加
「……影宮」
討魔は弁当箱を片付けている影宮に話しかけた。
「なに?」
「何故わざわざ弁当を二つも持ってきていたんだ?」
影宮が弁当二つ分も食べれるとは考えにくいと思った討魔は、何の気なしにそう聞いた。
「えっ!?い、いや……えっと…その……」
影宮が慌てている理由が分からず、討魔は首を傾げた。すると、藍川と一茶がふらふら~っとやって来た。
「ほーのーかちゃーん。わざわざ進藤君の為に弁当を作ってくるなんて、中々やるね」
一部始終を目撃していた藍川に言われ、影宮は顔を真っ赤にした。
「ちょ…違っ」
「そうなのか影宮?それはすまなかったな」
「だ、だから…」
弁解しようとした影宮だが、一茶に阻まれてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!