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「な、何故って………討魔っていつも購買だから……栄養が………えっと……その……だから……」
自分が何を言いたいのかが分からなくなってきた影宮は「うわぁー!」と髪を勢い良く掻きむしり、討魔の机の上に両手を叩きつけた。
「理由を聞くんじゃないの!明日から毎日作ってくるって言ってるんだから了承しなさい!分かった!?」
『交渉』から『ごり押し』にクロスチェンジした影宮の行動を見た藍川は呆れていた。
「わ、分かった」
討魔は影宮の勢いに少したじろいだ。影宮はそんなことは気にも止めず「よし!」とガッツポーズを取っていた。
(う~ん。最終的に成功してるから結果オーライ……なのかな?)
藍川は影宮を見ながらそう思った。実は先ほど、影宮と藍川が話している時に、藍川が影宮に「どうせなら明日も作ってくるって言っちゃいなよ」と影宮の恋路の後押しをしていたのだ。
「いいな~討魔の奴」
一茶が羨ましそうに見ていたことに二人は気付いていなかった。
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