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歓迎会の後片付けが終わって、討魔と影宮は第一修練場で組み手をしていた。
「ハアァァァ!」
影宮は渾身の突きを討魔の腹部を狙って放つ。だが討魔は、兼光を下向きに払って神凪の軌道をずらした。
(ヤバッ!)
と思った影宮は討魔と距離を空けようとしたが、不安定な体勢で横っ飛びした為、そのまま転倒した。
「立つのが遅い」
と言った直後、討魔は影宮の顔の直ぐ横に兼光の刀身を突き立てた。
「また……負けた」
影宮は仰向けに倒れた状態のままで、悔しそうに討魔を見た。
討魔は兼光を地面から引き抜き、鞘に納めながら
「5勝0敗でオレの勝ち。「天神解を習得した私なら、かすり傷くらいつけれる」って自信満々に言ったのにこの様か」
「うっ…」
「それに、ハンデもつけて闘ったのに完敗とはな」
グサグサッ!と討魔の容赦無い言葉攻めが影宮の心に降り注いだ。
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