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知ってる奴?とみんなが視線を向けると
そこには、半年前から姿を消していた黒髪の祓魔師が立っていた。
「「あぁぁぁー!」」
予想外の人物の登場にクラスの面々は叫んだ。
(頼んだ通り、影宮は黙っててくれたようだな)
表情を崩さないまま、討魔はみんなの反応を見てそう思った。
「席は影宮の隣な」
「分かりました」
討魔は至って普通に席に座った。クラスのみんなはまだ困惑しているようで、ボソボソと話している。
「え~と、他の連絡事項は何だっけ?」
担任はファイルのページをめくりながら一人言のように呟いた。
「っと、あったあった。えっと………あーそうそう、明日からテスト週間だからしっかりやっとけよ。特に駒村」
「何故にオレをご指名!?」
「何でって、このクラスで200位切ってないのお前だけだから」
「それ言っちゃダメー!せっかく内緒にしてたのにー!」
担任と一茶の会話を聞いて討魔は
(駒村は相変わらずバカだな)
一茶の顔をチラッと見て呆れていた。
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