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「おっ、今日は美女を二人も連れているの?」
隼兄ぃのお父さん…瞬さんは、私と梨沙先生を見ながら隼兄ぃをからかう。
「いや、今日は別の用事で3人とここに来たんだ。お父さんはついで。で、こちらは俺の勤め先で一緒に働いてる先生の奥様の水野梨沙さん。」
「初めまして!写真集何冊か持っていますの。自然の風景が多いですよね。私フラワーアレンジメントの仕事をしていまして。」
「初めまして。僕の作品を褒めて頂けて、光栄です。」
「…で、こちらは田邊 菜奈さん。」
えっ、私の説明はそれだけ?短すぎない?
心の中で思いながらも、「初めまして。」と挨拶をする。
「田邊…?って、あの真幸君の…?」
「はい、そうです。あの、お久しぶりです。」
私がペコリと頭を下げると、
「うぅわ、真幸くんの…可愛くなったねぇ!てかあの小さな子が…あの時は4歳だっけ。あの時もかわいらしい女の子だったけど…てかうぅわ…」
「お父さん、驚き過ぎだろ…」
私の目の前で唸り出した瞬さんに隼兄ぃは呆れ気味。
「てか、俺のことも紹介してよ…」
振り返るとお父さんがいつの間にか私達の所にいた。
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