15人が本棚に入れています
本棚に追加
「やだ…やめて遥…」
「葵ったら可愛いなぁ…。でもそんな事言ってもだぁめ」
ベッドで馬乗りになられる私。一方の遥は、そんじょそこらの悪人には負けないほど、嫌な笑みをたたえている。
あぁ…普段から片付けておくべきだった、と後悔しても遅い。
周囲に散らばる私の衣服は、あろうことか持ち主の腕を拘束するのに使われた。
「葵、最近してないでしょう?」
たまには入れないとね。
とか言って、ますます手首の締め付けがきつくなる。
もう抵抗する気力も無いのに、押さえこまなくたっていいじゃない。
目で訴えてみたが、遥には効果がなかったようだ。
最初のコメントを投稿しよう!