第二話「スタートライン」

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部屋の中は三人分ということもあって、かなり広かった。 中には勉強机とベッドが三つずつのさみしい部屋だ。   「えっと、これからの予定は何だっけ?」   「確か…グループ分けじゃなかったかな」   「ってことは、ミッド式かベルカ式に分かれるってことか」   この世界では、魔法は主にミッドチルダ式とベルカ式に分かれる 遠距離や広域攻撃はミッド式、接近戦はベルカ式となる しかし、中には中距離魔法も接近戦もできる人もいる   「私とフェイトちゃんはミッド式だけど、秋波君は?」   「俺は、どっちかっていうとミッド式かな」 僕は接近魔法も中距離魔法も扱える。 でもどっちかっていうとミッド式の方が合っている気がした。 それに、この二人と一緒じゃないと…一人ぼっちはさすがに寂しい   「じゃあ、一緒だね!」   「頑張ろうね、秋波」   「う、うん」
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