第三話「真実の先に」

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~屋外訓練場~   広大な敷地にいくつもの障害物が置いてある訓練場。 僕らは今日からここで魔導師になるための訓練を受ける。   「ではこれから訓練に入る。各自用意してある訓練用デバイスを持って―――」   また大人の長い話が始まった。 先生の後ろには訓練用のデバイスと思われる槍や杖がたくさん置いてある。 まぁ、僕には関係のないことだ。   「では、番号順にデバイスを取りに行くように」   番号順に生徒が訓練用のデバイスを持っていく。 でも俺はとに行く必要はない、このインテリジェントデバイスの『インフィニティア』がいるから。   「あれ?もしかして秋波君も自分のデバイス持ってるの?」   インフィニティアに気づいたのか、なのはが俺に聞いてきた。 って、秋波君もってことは……   「うん。なのはたちも?」   「うん、私とフェイトちゃんも自前のデバイスだよ!」
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