新たな戦いへ

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手紙の内容:内府様ともあろうお方が、ろくな確認もなさらずに、堀などの告げ口を鵜呑みにされるとは、真悲しき事。どうしても景勝を疑うと言うのであれば致し方なし、内府様がそこまで天下の安泰を考えてなさらないとは・・・ 家康:残念と言う他、無き事でございます。 おのれ!おのれ!おのれ!ワシは59年生きてきたが、こんな無礼な書状、今まで見た事ないわ!! 直政:上手くこちらの挑発に乗って来ましたな。 直江状に激怒した家康はすぐに軍を組織して、兵を大阪城に集結させた。 家康:秀頼君の恩為、我らは、この度天下の安寧を乱す、逆賊上杉を成敗する事に相成った!! 家康の元に集まったのは福島正則、山内一豊を始めとする豊臣恩顧の大名80将余り、その数は10万に登った。 一方、会津の南白河口では、兼続達が5キロに及ぶ壮大な防塁を築き上げていた。
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