☆星空の出会い☆

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「棗、早く!もう少しだから」 僕は正門を抜けた所で、棗を抜いていた。そして、今は廊下をただひたすら走っている。 「ま、待って…」 棗はというと、後ろの方で息を切らしながら走っている。 学校中にチャイムが鳴り響く。 「「間に合った~」」 チャイムが鳴り終わると同時に、僕と棗は教室に入ることが出来た。 薫さん、間に合ったかな… 「よっ!お二人さん、ギリギリだな」 教室に着いた瞬間、聞き慣れた声が耳に入ってきた。 「真司!おはよう」 こいつは "黒崎 真司(くろさき しんじ)"中学の時に知り合った友達。とにかく気が合い、いつの間にか親友になっていた。 「あっ、先生来たぞ!」 「ぅっ、うん…」 僕達が席に着くと、見計らったかのようにホームルームが始まった。 そして今日も退屈な授業が始まった。
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