心の詩

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誰か僕を愛して下さい 誰か僕に救いの手を 救いの涙を 誰か僕を聴いて下さい 誰か僕に愛の言葉を 愛の華を 小さな言葉が僕を押し倒して 小さな優しさがまた僕を立ち上がらせてくれる たくさんの人が僕を傷付けて たくさんの人が僕を怪訝する ゆっくり流れる時を刻む時計が 僕の時を少しずつ減らしていってしまう 戻らない時間を何度後悔すれば 戻らない愛をいくつ欲しがれば 僕は僕でいられるんだろう 誰か僕を愛して下さい 誰か僕を聴いて下さい こんな小さな祈りもこの世の誰にも届く事はない ───僕は知ってる
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