プロローグ

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「莉緒、寒くなかった?」 「大丈夫。」 「……そ。」 そして―― あたし、宮坂莉緒ーミヤサカ リオーの 彼氏でもある。 「急に何? ……話って。」 あたしがそう問いかけると 雄司はふいっと目をそらした。 「あのさ……」 「ん?」 それは、 何の前触れもなくやってくる。 「……別れよ。俺ら。」    
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